「まりも」はシオグサ科シオグサ属の淡水藻で、北海道阿寒湖のものが有名です。阿寒湖の「まりも」は直径3〜20cm位の球状で、昭和27年に国の特別天然記念物に指定されています。「まりも」は阿寒湖以外にも北海道の塘路湖やシラルトロ湖などにも生息していますが、阿寒湖以外の「まりも」は球状になりにくいのです。北海道以外では、同じ仲間のフジマリモが富士山麓の山中湖や河口湖などに、ヒメマリモが青森県の左京沼などに生息しています。
「まりも」が丸くなる仕組みはまだよく解っていませんが、「まりも」そのものに丸くなる性質があり、水の運動によって丸くなっていくようです。風によって起きた波が「まりも」を転がして丸くしていきますが、他の植物では同じ条件でも丸くなりません。それは、「まりも」を形作っている細かい藻が、からみやすく、また何年も生きる多年生と呼ばれる種類の植物だからだと考えられています。